2010年12月16日木曜日

水嶋ヒロ、ありがた迷惑な“500万円分の本”寄付!

俳優の水嶋ヒロ(26)がポプラ大賞を受賞した話題の小説「KAGEROU」が12月15日、発売された。
水嶋は、2000万円の賞金を辞退した上、豪雨で被害を受けた奄美大島に500万円を寄付したとポプラ社の社長が発言。だがその後、正しくは500万円分の“書籍”の現物支給だったと訂正して発表されたのだ。

(以下引用)
賞金を受け取らなかったハズなのに、そこから寄付するってどういうことなのか?ポプラ社広報部に話を聞くと―CHINTAIpr
「社長の発言はラジオイベントでのものです。でも、あの報道を信じて記事を書くと、あなたも痛い目をみますよ」と釘を刺されてしまった。

だが社員が社長の発言を信じるなというのはおかしな話。
ちなみに、ヒロが寄付したのかと聞けば「知らない」、寄付の担当者と話したいといえば「いない、担当部署もない」と、にべもない。ならば、と奄美市役所に話を聞いてみることに。
-本は何冊届きました?
「すべてポプラ社の本で、3044冊、段ボール85箱分もあったんです。11月の19日と22日の2回に分けて届いたんですが、何も知らされてなかったので驚きましたよ。」
-本はどうなりました?

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「届いてから10日ほどはそのまま置いておきました。先月、道路は使えませんでしたし、自衛隊のヘリコプターで運ぶのは食事や水、布団が最優先でしかた。でも最近、トラックで公民館に運びました」
そこで、公民館も取材。
-箱は開封しましたか?
「はい。児童書や百貨辞典など、全部で48種類のシリーズが5つずつでした。公民館内にある図書館と4つの学校に配るために職員20人総動員で分けたんですが、かなりの肉体労働でした(笑い)」
「実は、図書館があった1階は浸水しているんです。子供たちが本を読めるようになるのは、掃除や消毒が終わってからになります」各小中学校も「まだ開封が終わっていません」という。
災害の爪あとは根深く、それどころではないよう。島民からはこんな声まで。
「ありがたい、とは思う。でも、この島は電話線も道路もまだまだ復旧途中だし、床を総張り替えする家や公共施設もある。こういう状況を一企業の宣伝に利用されていると思うと複雑だよ。あの本の山も、単なる売れ残りなんじゃないかと勘ぐってしまう。」
(引用「週刊女性」より)

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