2010年12月31日金曜日

吉本興業驚きのボッタクリ!ギャラの60%以上が会社の取り分!?

吉本興業所属の芸人さんのギャラは、安いという噂は以前からありました。
ギャラの大半が会社によってピンハネされるからだというのですが…。

その驚きのピンハネ率が明らかとなりました。
中堅芸人で60%以上、新進芸人の場合は90%以上をとられてしまうこともあるのだとか…。

11月放送のバラエティで、FUJIWARAの藤本敏史さんが、こんな告白をしていました。

今年結婚したばかりの新妻・木下優樹菜さんの前で、1ヶ月50本こなしている仕事の内容とギャラの明細を読み上げたら、
「こんなに仕事しているのに、これだけ?
もう悲しくなるから(読むの)やめて」
といわれ、後ろからギュッと抱きしめられたのだそうです。

「吉本の給料ってみんながびっくりするほど少ないんです」
とつぶやいていたという藤本さん。

実際のところ、吉本の場合は会社がギャラの大半を“ピンハネ”してしまうようなのです。

(以下引用)
「売れていたり、芸歴が長い芸人には、テレビやラジオのギャラの半分以上を支払っているようですが、中堅以下の若手への支払いは半分以下。
しかしもっと会社の取り分が多いのは、営業(いわゆる余興)の場合だと思います」(吉本関係者)

別の吉本関係者が具体的に明かしてくれた。

「昨年の営業のギャラだと、次長課長、チュートリアル、タカアンドトシクラスで、営業の売値は70万円、芸人の取り分は12万円×2人。
66%、会社がハネている。
山口智充(ぐっさん)の売値は120万、本人取り分は30万。
源泉引いても会社には73%が入る計算になります」

随分取りすぎのように思えるが、まだまだマシな方。

「エハラマサヒロの営業の売値は15万円なのに、本人への支払いは源泉徴収後1万円だった。
昨年R-1グランプリで準優勝した後でもです」(テレビ関係者)
(以上引用 週刊文春)

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なんと、92%が会社の取り分なのです。
場合によっては、ギャラより交通費の方が高くついてしまう場合もあるのだとか。

(以下引用)
「たとえば渋谷のヨシモト∞(無限大)ホールで、若手のお笑いのライブをやっているんですが、そこのギャラはランク分けされていて、Aランクだと1回1000円、BとCだと500円、それ以下のランクも500円ですが、加えてチケットを売るノルマが課されます。
ホールまでの交通費は自腹ですから、500円じゃ足が出てしまう芸人も大勢います。
テレビのネタ番組のオーディションに行くのも交通費は出ません。
フジテレビの『爆笑レッドカーペット』に行きたいが、ゆりかもめの電車賃が高くて乗れない(笑)」(お笑い芸人と親しいライター)
(以上引用 週刊文春)

週刊文春さんは、吉本の内部資料を入手しています。
それは、平成6年度のテレビ基本出演料、という資料で、芸人の名前と収入(出演料)、支出(芸人のギャラ受取額)が記載されています。
それによると…。

(以下引用)
ナインティナイン
収入 28000円
支出 14000円

雨上がり決死隊
収入 28000円
支出 13000円

極楽とんぼ
収入 25000円
支出 11000円
(以上引用 週刊文春)

平成6年は、ナインティナイン初の冠番組『ぐるぐるナインティナイン』が始まった年だそうです。
まだブレイク寸前ということでギャラ自体も安いのですが、注目は会社の取り分。
どのコンビも半分以上を会社に取られているのです。

(以下引用)
「吉本以外の事務所のギャラの取り分は、だいたい萩本欽一のいる浅井企画が3-7(事務所-芸人、以下同)、ダチョウ倶楽部の太田プロ、おぎやはぎの人力舎が4-6といわれています。
おぎやはぎが売れて、
“会社が取りすぎだろ!”
と言ったら、3-7になったと聞きましたが(笑)」(芸能記者)
(以上引用 週刊文春)

吉本のギャラが安いというエピソードは山ほどあるようです。

(以下引用)
「ムーディ勝山が“右から左に受け流す”でプチブレイクしたとき、着うたのダウンロード数が200件以上で、売り上げは2億円を超えていたんです。
本人は少なく見積もって、3000万くらい入ってくるだろうと踏んでいたんですが、実際に振り込まれたギャラは200~300万。
同じ頃、“そんなのカンケーね~”が流行ったサンミュージックの小島よしおは、数千万円もらったそうですがね」(芸人と親しいライター)
(以上引用 週刊文春)

営業のギャラのあまりの安さに、直接クライアントから仕事を取ろうとする芸人さんもいたそうですが、そんなことをすると即座にクビ。
かつてそれをやった落語家の桂文福さんは復帰まで21年かかったそうです。

吉本興行に所属することに、なんのメリットもないように思われるのですが…。

(以下引用)
「吉本の芸人はピンハネをバネにして頑張っているところがあると感じます。
他の事務所は少し売れるとまとまったお金が入ってくるので、そこで満足して終わってしまう芸人もいるんです。
また吉本には先輩が後輩にオゴる文化が定着しています。
ですからご飯を食べられないということはない。
それにルミネや花月など自分のところの劇場を持ってますから、確かにギャラは安いけれど、舞台に上がるチャンスはある。
長い目でみると、吉本にいる方が食いっぱぐれがないかもしれません」(前出・ライター)
(以上引用 週刊文春)

前出のムーディさん、支払いが少ないと直訴したら、吉本にこう言われたのだそうです。

(以下引用)
「今、お金をたくさんもらうのと、後々までちゃんと仕事をもらえるの、どっちがいい?」
(以上引用 週刊文春)

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それにしたって、2億の儲けに対して取り分が2~300万はさすがに少なすぎる気が…。
実に99%が会社の取り分だったということですよね?
経費も多少はあるんでしょうけど…吉本、すごいです。

今は芸人さんがすごく多くて、飽和状態ともいわれています。
お笑い系の番組も次々終了してしまい、新人芸人さんはチャンスすらなくなりつつあります。
そんな中、自前の劇場を持っている吉本に所属しているというのはやはりある意味強みなのかもしれません。
大阪では絶対的な力を持ってますしね。

関東圏では今後吉本系芸人はやっていけなくなるかも、といった記事も出てましたが…。

これからお笑いの世界に入ろうと思われる方は、吉本に入るか、それ以外の事務所を選ぶか、よく考えた方がよさそうです。

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